指からこぼれる砂粒の塊
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3901-3910
CoCoとかいう田舎住まいのブロガーの虫の写真を眺めてにこり
オタマジャクシと胴寸変わらんちび蛙!一茶じゃないが応援していいか?
クワガタを買ってくれろと泣くちびがひときわ減ったこの十年の夏
トンボたちを数年後には見られるか?温暖化の進むこの日本で。
蚊が飛ぶので手を振り回し追い払う。寝入りの間際にまたぶんとくる。
蝉たちが今年も鳴くか「細道」に近い山々崩れた山々
アゲハすら日陰を選ぶこの夏の日差しが競う体温計の表示
窓外にちゅんちゅんと鳴く雀聞きふと目を覚ます七月の朝
朝顔が何輪咲いたか調べよう他には何も育て得ぬ故
公園の蛍を眺める会合に出かける能わぬ引きこもりの身
3911-3920
テロリストとカルトがマネーで結託し邪働く古くさい国
みそくそをかまわずアメリカまねるとは猿より低いまねの水準
民営化→格差拡大→貧困化→軍隊拡大→泥沼戦争
大企業法人税の割引を差し止めないで消費税とは
口利きが犯罪となる時代来て惑うバッジを付けた職業
大臣の席に付録のぼた餅を施策政策よりも欲しがる
夏が来て原爆思う人多しそれを具にしかしない者有り
江戸時代のワル代官が今に生き永田町見て仲間と笑う
国民の利益を守る訴えに悉く控訴は国家として恥じ
サギギソウフンショククチキキヒセイキカロシュツマノゾキショウヒゾウゼイ
3921-3930
万葉の歌を讃えるテレビ見る。“王(おおきみ)”の名にムッとして切る
どんな文を生み出したとて王ならば人の生き血を吸っていたはず
「王」の名を持ち詠歌に長けるのは地面に流れた血液得たから
汗流しときには血さえ流したのはいったい誰か血を吸われたのは誰か
「文学に貴賤の隔たりない」という人でも「貧富の隔たり」は隠せぬ
「古をそんなに悪くいうでない」と曰う方々金利生活
庶民には誠に縁のないことよ金利生活配当生活
銀行ととても仲良い人々が王も利殖も嫌うはず無し
銀行は今やサラ金吸収し自らサラ金化してしまっている
普通から定期にするのに105円銀行が取る。サラ金のよう…
3931-3940
“猛暑だが頭だけでも涼しく”と忠臣蔵の雪景を夢想す
出かけても金喰うだけと家にいて汗かくだけの貧しい生活
いや家にいられるぶんはいいのかと低給酷使の若者思う
リストラだ雇い替えだと壮年をいたぶる社会もうやめないか
そんな日に頭かっかとさせるのはまともな報せぬテレビのニュース
六十億生活しているこの星の出来事を知らせずグルメばかり追っかけ
北京での五輪に向かう指導者が「根性」叫ぶ前世紀見る
CMに出てきたでんこは実際はエコ電力を買いたたく悪女
七割も割り引いて買う電力社に利殖はあっても理性はもうなし
エコといい原発増やそうとする社は最早人間社会の大敵
3941-3950
街角にビッグイシューを携えて通行人をじっと見つめる
貧困の低階層でもストレスの高階層でも増えない子供
プレカリア文学の芽がぐいぐいと蟹工船読む若者から出る
正規化を求める人に企業との意識のずれをとがめる白書
消費者をうるさく思う大臣と見くびりごまかす銀行・企業
人類の生き図書館を「後期」といい政権投げる親がかり政治家
消費税なしではどうにもならないと洗脳図る巨大新聞
敗戦を終戦という誤魔化しの言葉を使い歴史を偽る
“ぢっと”手を見つめて思う。一人では、連帯なしでははかがいかぬと。
大宇宙翔る地球に足を置き友の肩には手首を乗せる
3951-3960
あの涙忘れることなぞできやしない今日の青空あの日の雨空
デパートの最上階の食堂の別れに合わないソースの甘味
目の前の彼女に涙流されて直ちに決まる男の心
涼風が通る窓辺に顔を寄せ手で相方の髪を梳く夜
中秋の月には若干早い日に南北に巡る我が娘思う
竹取の翁と媼を「子」に従え月周を巡る天人の娘
枕辺のピカチュウの頭そっとなで瞼を合わせる子供の睫毛
手のひらを敷いて天井見つめたる心は天井の上を見つめる
床につく前に一首と思いつつなかなかやれぬこの怠け者
眉頭目袋下腋の下喉元の順に優しさ入れる
3961-3970
輪姦を推奨したる農水相未だ座にあり消費者馬鹿にす
派兵違憲判決無視の防衛相世界を敵に回したと知るか
困ったら東京都知事の父ちゃんに助けてもらうつもりの候補者
収入が少ないならば銀行の貯金使えと麻生も嘯く
朝鮮人拉致して使った麻生には首相を出せる血は流れおらず
閻魔でもこの世の格差押し広げた自民党鬼を庇うはずなし
劇場に何人ヘボが上ろうと何人不届き者が居ようと
自民より遙に怖い進軍の政策を持つ民主党有り
岩手では既に多くの人びとが小沢民主に愛想を尽かし
長生きは決してしないと若者に決意をさせる自公民の世
3971-3980
寒空が迫りて我が身を凍らすと予感もたらす秋口の風
小泉の改革により建設が食品が農水が飲食が疲弊し
以前ならこんな計算しなかった計算せずとも生活できた
大企業幹部に何も試験なく着任できるおかしな日本
サラ金を法人税すら払わない大銀行が経営する国
創氏なぞ改名なんぞと言いつのる男が首相になってはならぬ
せめて本を読める日本を保ちたい我が生きがいを盗らないで欲しい
万力のような宇宙基本法に負けるなJAXA宇宙開発
一兵も殺しておらず一発も落としていない憲法九条
Power to the Peopleの歌Imagineの歌よ響けよ我が日本に
3981-3990
懸命に駆けたあの日の我が身思いふっと鼻息ふっとため息
ひとよりも数瞬遅れるだけなのに数秒の差がつく徒競走
走るより読書が好きな身からすれば運動会は憂鬱の種
当日の朝が来たとて億劫な気持ちは去らず青空を憎む
朝起きて家族みんなの弁当を作る親見る醒めた小生
はいてみて気づいたことは靴下に1個の孔も見あたらないこと
つぎあてのない靴下をもらえたのは盆正月と運動会だけ
玉入れの玉を作ってくれたのは夫に死なれたばかりの母親
一等になれないことは我が親はよく知っているはずなのになぜ
競争で一等賞をとったこと一度もないが心は一等
3991-4000
この仕事やらねば暮らしがたたないと胸痛抑え仕事に向かう
街頭で不意に襲った不整脈よ早く去れよと膝突いて待つ
ボクの胸打ち続けてくれ保ってくれ毎朝祈る未来見たさに
別れ際「大事にせよ」とかかる声に一瞬羽が生える我が胸
Gパンのでっかい尻の娘見てよい子を生めと要らぬ空想
高々と寝間に響ける鼾さえ愛しく思いそっと涙す
一日に十の良いこと記せよと笑み指導さる然りと肯く
数十年前に別れた友達が微笑んでいるmy夢の中
いつかきっと君と一緒に酒を飲み心通わす歌を歌おう
「数よ響け」と唱える歌に自らの密かな夢を見破られた気がする
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